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Coaching the Core through the Sports Education


by sportssmart

心のほころび・・・・どこまで隠せるか・・・疲れは人間を荒れさせる・・・

Whistle of courage/Kids stress free

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いま、私が取り組んでいる仕事は被災地でのスポーツプログラムコーデネイトオフィサーです。スポーツの力で心の重さを軽くしよう、次への力と勇気と正しい道を という取り組みです。
NIKEの基金をうけて世界中の被災地で緊急支援体制の中で人道支援としてのスポーツプログラムを展開してきたノウハウをもつMarcyCorpsのプログラムをNGOピースウィンド・ジャパンが支援展開するというものです。スポーツスマートジャパンでのキャリアを買われた私の役割はその実際の運営コーデネイトをすることです。
房総半島でNZオールブラックスのエロニー達と海辺の小学校を巡ったことと全く同じことに着手しています。

違うことは平常時ではなく、非常時であるということです。

非常時のいまこそ、子供達に若者達に、そして避難所、仮設で暮らす人たちに前向きに暮らすエッセンスが必要な段階です。

心のほころびがあちこちに見え始めています。

絆・ひとつに・・・・云々という言葉が悪戯に先走りしていますが、
行き着くところは人間の性(サガ)です。

このときこそ、この人間の性(サガ)がいいほうに出るか悪い方に出るかです・・・。
現地にいて見聞きし、触れ、感じるのは隠された「差」への隠された「人間の性<サガ>」を押さえきれない時間の経過です。

時間の経過と共に小さなストレス小さな不満がたまり溜まって大きく膨らみ、弾切れそうなところまできていることが見て取れます。

ただイベントをして一時の楽しみで終わらせるのではなく、継続的に暮らしの中に持続させること、生活の中に当り前に(スポーツや体を動かす時間が)あることで、気付かないうちに発散し、気付かないうちに打ち解け、気付かないうちに裸になって認め合えて許しあえて称えあえて、真の絆でつながることをねがいます。

被災地を抱えるスポーツと健康を専門にする体育単科大学仙台大学にいってきました。
正面の垂れ幕が「東北」への強い思いを感じさせられます・・・・・・・
しかし・・・・時間の経過と物が届き生活に必要な物が揃い、日常にもどったいま・・・・まだまだ立ち直れない人たちがたくさんいることを忘れて人事のようになっていっているのを感じます。
声をかけた教育実習を直前に控え、教員採用試験を間近にした学生(4年生)の言葉がこれでした・・・・・。

そして、その学生は言葉をつづけました・・・
「話を聞いて、なにかわからないけど、なにかを忘れていた自分が恥ずかしいような気がします、
教育実習が終わったら時間がとれるので手伝わせてください」
学生の肩を抱き、握手で別れました。

固執する今までのこと、いままでのやりかたに固執するプライドを捨て、
垣根を越えて必要とすることに取り組むときが今です・・・・・。

大学の協力の答えは、数度足を運んだあとになりそうです・・・・・。
(心強い母校(日体大)の先輩後輩の絆は何があっても解けるものではないことを知っています。私の後輩である彼(教授)はやってくれることを信じています・・・)

房総半島で、外部に閉ざされた学校の扉を開けて歩いた時の苦労の記憶が甦ります。

がんばります。

Ganbatte! Ganbatte! cola cola!
(NZ All Blacks の試合前の Hakaのかけ声・・)

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by sportssmart | 2011-06-23 01:29 | 本当に大切なこと