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Coaching the Core through the Sports Education


by sportssmart
私はスポーツのコーチ業をしているのですが華々しいプロスポーツの監督やコーチ業のそれとは一味もふた味も違う、子供達や接する人たちが体に感じ心に感じ心から満足して帰ってもらえるような実践の伴った雰囲気と空気を残すものなのですが、これが実際に参加するというか触れて見るというかいっしょの時間をすごさないとなかなかわかってはもらえないほど日本離れしているもので・・・・・売り込みには苦心しています。
一度触れた人や採用していただいた学校には素晴らしい評価をいただけるのですが・・・・
実際の成果としてはさほどの特別なことをしているわけでもなく楽しく遊んでいるようなものですがインターハイやインカレでの優勝(スキー)や関東大会出場(バレー・ラグビー)、ジュニアオリンピック出場(スキー・水泳)などなど華々しいものがあります・・・・。

何の理屈をこねるでもなく、ただいっしょにボールを追いかけて、奪い合って、逃げて追いかけて、ボールをパスで繋いで・・・・・トライ! とただそれだけの中に楽しみや喜びや満足や一体感や・・・いろいろなことが含まれていて即座に体に感じ心に響くというものです。
すがすがしさの中から何か人生の力というかプラスをもって帰ってもらえるものです。

いつもいつもこの仕事があるわけでなく、仕事が無いときはこれもまたプロのコーチ業とでもいうのか、自分の専門性を楽しみながら仕事をさせてもらっています。

そんなわけで、今までにした仕事は
山岳ガイド、富士山登山ガイド、添乗員、急送便 トラックの運転手、スキーコーチのコーチ、リゾートホテルのスタッフのホスピタリティートレーニング、フランスのリゾートクラブでのスキーガイド、海外視察のコーディネーター 過疎地の振興計画のアドバイス などなど・・・

自分でプロとして契約してやっている仕事以外はみな相手会社に使われてやってきたのですが・・・
どれもそのやり方はインチキ臭いことばかりで・・・これが誰もが知っている名の通った旅行会社であったり、いかにも大手のビッグリゾートだったりで・・・・その実態は・・・・
でも、誰もがそれが当たり前と思って参加したり泊まったり・・・・そこにお金を払ってサービスを買っているのです。
そのサービスの実態はどれも売らんがなのため、儲けのためにだけに気がいって、その仕事の一番大切なことを蔑ろにしたままで使用人を使っているだけで・・・・使われている側はお金を稼ぐだけが目的で「いい仕事」を錯覚している場合がほとんどでした。

私のようにお金を度外視して「いい仕事」がしたい なんていうのは詰まるところ食っていけないということになるのが日本です。

海外では「いい仕事」に対しての評価が即収入につながるのですが、日本ではうまく儲けをもってきたものが「いい仕事」をしたことになっています。
だから、人を騙してでも儲けよう、人に心からサービスしていい気持ちで帰ってもらおう などではなく、とりあえず笑顔をつくって、形ばかりの礼儀作法で頭を下げて・・・・・・裏では舌をだしている・・・といった図柄がほとんどでした・・・。

大手旅行会社の添乗員(ほとんどが派遣添乗員)、俄かに雇われたアルバイトの登山ガイド、金のために猛烈に働く運転手、それを安く使ってべらぼうなリベートをとっている元締めの派遣会社・・・・

ガイドは適当、バスの中ではこれ買えこれ買え、寄らなくてもいい土産屋に小休止、山の知識も無いアルバイト登山添乗、颯爽とした立ち姿の黒服の影に隠れたでたらめの舞台裏、どれをとっても大手会社のやっていることは中小子会社でもまねしていることで、これが日本のおもてなしで、これが日本の大企業のやることか ということを嫌というほど見てきました。

お役所にかかわることもいくつか経験しましたが、これもいかにも無能な百年来変わらない形式だらけのことばかりです。

日本ってこれでいいのか って感じたところで、たった一人のこんな小さな抵抗はどこにも通じません。

2008年7月の末だったと思います。
富士山ガイドで夜中2時7合目を出発山頂を目指したときのこと
アメリカ人ツアー客の一人が暴風雨の中で衰弱死した事件がありました。
その日その時、同じルートを登っていたのですが、その日の富士山の荒れようは大変でした。
それにもまして、山頂の山小屋は登山者を受け入れる気配も無く、
山頂価格のものを売らんがのための商売に精をだし、山に小屋を張る山を愛する番人ではなく商魂すさまじい商人でしかないようすが印象的でした・・・・

この件は後日ゆっくりお伝えします。
富士山登山の実態を真実の目で捉えているものを目にしたことがありません。

この国は、美しく礼儀正しく・・思いやりがあって・・・・・
本当にそればかりでしょうか・・・・

本質のところで「いい仕事」をしていればこんなに多くの問題はではしないはず・・・・・・
「いい仕事」・・・ただ儲ければそれでいいのか・・・・面子がたてばそれでいいのか・・・・自分のこと自分達のことばかり・・・・・

そんな時代はもう終わりにしたいと思いますが・・・・・

東日本震災の復興も先行きが見えかけてきました
だんだんとビジネスシフトが角を出しはじめることでしょう・・・

政府の水面下では既に暗に巨額な裏金が動き始めているような気配も感じます・・・・

いい仕事・・・・・いい仕事をしましょう。
いい仕事に 価値と評価をだせる国でありますように・・・・・
# by sportssmart | 2011-04-28 22:22
夜中の5時間遠足・・何が幸せか・・・_a0111271_21284310.jpg
東京午前5時半
品川から田町に抜ける道の歩道橋から

何年か振りの学生時代の友人との素敵過ぎる時間が
時間を忘れさせ
終電に乗り遅れ、
夜通し歩き続けてみました。

武蔵小杉から田町まで
歩き続けました・・・

どうして?って
理由なんかありません
ただ歩き続けただけです

いりいろなことを考えながら・・・

密集した建物が
どこまでもびっしりつながっていました

なんか
住むところでないような気がして・・・・

だれにも知れずに生きていけそうな
淋しいんだか気楽なんだか・・・・

都会はチャンスがころがっているようにも思えるし
死んでいるようにも思えました・・・

都会の静かな時間もまたいいものです・・・・

自分の周りがとてもいいものに
改めて感じました

憧れや格好だけでは暮らしていけません
みようによっては、生きるって厳しいものです。

田舎に住んで平凡な毎日・・・
これがかけがいのない幸せってことを
改めて感じさせられた夜中の遠足でした・・・・・
# by sportssmart | 2011-04-27 22:08 | 本当に大切なこと

梅の実が・・何が幸せ?

梅の実が・・何が幸せ?_a0111271_17394346.jpg
4月24日・日曜日
あさ早くから出かけて午後に戻りました。こんなにいい天気で、こんなにいい気持ちの午後です。





梅の実が・・何が幸せ?_a0111271_17423659.jpg
梅の枝に小さな実が咲き始めました。
そっと両の掌で包んでやりたくなりそうな可憐な息吹です。






私の関係するラグビー協会の集まりで久々に街にでました。
喧騒だらけの世の中で、ラグビーに興じる仲間の集まりです。幸せな幸せな人たちの集まりに身を置いて、心の中でふと思いました。 
自分はこの中にいていい人なんだろうか・・って。

海の向うでは戦争の最中の国があります。
虫けらのように見捨てられている人たちもいると聞きます。
この間は家族団らんの幸せな夕食中に、ビルの谷間の向うとこちらで機関銃やバズーカー砲を振りかざして撃ち合っている外国のニュースが飛び込んできました。

貧富の差が激しく貧困は限りなく荒んでいるニュースを目にしました。
世界の紛争、貧困、文盲に向かい合っている人達のことを耳にします。
今までにも遠いよその国の出来事としての災害で多くの命を失っていることがニュースで伝わっていました・・・・

いまは、よその国のことではありません・・・
被災の大きさが他のことを薄めてしまっています・・・
明日にも困る人、困っている人も、他の形で苦し身の中にいる人もいっぱいいることでしょう・・・・・

原発放射能被害で土地を離れなければならない方々・・・
津波で全てを失った方々・・・・

形はちがっても、土地を離れなければならない人達、全てを、どころか尊い命を、身内を失くしてしまった人達・・・・

未曾有の天災というどうしようもない事象で失ったことの痛み・・・
戦争といういがみ合い殺し合いの中で失った土地・命・身内・仲間・学校・・・・その痛手、心の苦しみは・・・
身近では、債務保証や倒産・失業・借金で止むに止まれずの苦しい状況に追い込まれている人達・・・

そして、デッキに出て、梅が実を付けたといって幸せを感じている極楽トンボの私・・・・
ワイフに言わせりゃそれどころではないのに・・・

何が幸せなのか・・・まずは命あっての幸せです・・・・・・・・・

生きてさえいれば、何でもないこんなささやかなことにでも幸せは感じられます・・・・
戦争で民族同士がいがみあって殺しあって・・・殺戮して・・・
不平等すぎて・・・不正ばかりがまかり通って・・・貧しい者はいつまでも貧しくて・・・・

この世はとかく不条理ではあります・・・
が、生きていること・・苦しくたって困っていたって・・・何としても生きていることが先です。

小さな小さな梅の実が幸せの種のように庭先にぶらさがっています・・・

こんないい日に、こんないい陽だまりに
ただ生きているというだけで幸せを感じさせてくれました・・・

そのぶん・・被災地の大変さや世界の裏側にふと思いがいきました・・・
もっともっと大変な不幸があるところがあることを忘れてはなりません・・・

それを思うとこれまでの困難を乗り越えてきた日本、まだまだこの先があるであろう日本での被災であったことは不幸中の幸かも知れません。
「がんばろうニッポン」ではないけれど、考え方を変えて、ホントウの幸せってなんだろうって考えて見ればまだまだ幸せな私達の日本です。

自然天災と経済不幸社会的不幸政治的不幸を考えるとき、
仕方ないで済ますことのできる人知を超えた自然災害ならまだなんとかふんばれることと思います。
追いやられて、追いやられて、いたたまれなくなって落とす命や不幸があるとするなら・・・それはそれは過酷なことでしょう・・・・

幸せの最小単位・・・
それは生きていること・・・・・。

ちいさな梅の実をみつけて、改めて幸せの大切・命の大切を感じた午後の陽だまりでした・・・。
梅の実が・・何が幸せ?_a0111271_1917313.jpg

# by sportssmart | 2011-04-24 18:45 | 命・育み