Coaching the Core through the Sports Education


by sportssmart

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東京に隣接する私学(高校)で剣道を教える機会を得ました
なぜって
芸は身を助く ではないけれど
若い頃、そこそこに打ち込んだ時もあって、剣道も柔道もそこそこに有段者でもあるのです

そんなことで
急な必要に、タイミングよく出くわして、その職に就いたわけです

わずか40分足らずの中で
剣道して何が得られるのかって
学校の決まりだからやらねばならぬ くらいの
一所懸命取り組む子供達でもあるまいし・・・・・・・・
与えられた時間は正味30分もあるかないか・・・・・

しかし、
そこには簡潔簡素な深い味わいがありました。

最初にしたこと
正座 黙想
(この段階では 形を押し付ける「礼!」はしない)

次にしたこと
起立、
構え 納め の繰り返し

ただ、背筋を伸ばし しっかり真っ直ぐ 竹刀を絞ってしっかり大きく悠然と構えること
相手と対峙してしっかり構え、構えを崩さず、やや待つこと 待構え

次にしたこと
面 の一振り

気合を込めて、一歩踏み出し 大声で

最初の一声、最初の一足 最初の一振り がすべてを決める

と言ってやりました。(一斉に メ・ン!)

そして、構え 納め! 礼!

正座

小手 面 とれ

黙想~     止め!

礼!
(この段階になると「礼」をすることに抵抗なく、背筋に張りのある気の入った深い「礼」をするに至っていた)

これでこの時間の授業を終わります

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そこにあったのは ピーンと張りつめた道場の空気感

生徒たちは緊張冷めやらぬ面持ちで帰っていきました

厳かに道場を後にする生徒の背中に

「初めて剣道した気分になった・・・・」
と友と語らう声が聞こえました

日本の古いものの教えの中に
日本の心を感じさせる何かがあるのでしょう

気のない緩慢な生徒の動き
悪戯に時間が過ぎるケジメのなさ
出席の呼名確認 防具の着装
時間は限りなく不足します

しかし、凛とした静寂の中で 端正な構えと 一振りの竹刀の中に
日本の心のすべてを託して 一声で面を打ち
静かに納め 静かに座る

たったそれだけの授業で 確かに、生徒は何かを感じたようでした

学校で武道を教える
先生たちは柔道剣道から何を教えようとしているのでしょう
何を伝えようとしているのでしょう

ただの打ち合い、負かし合いより 
ずっと 引き締まった 張りつめた「空気感」が伝えたことは
言葉では伝えきれない 気・芯 を伝えたようでした

武道の心が日本の心を取り戻し、伝え、
将来に有為な人材を育てられることを願ってやみません

気構え 微動だにせず 構えて機を待つ 
一太刀で仕留め、何もなかったように元に納める

なかなかできない侍の鍛錬と
鍛錬から生まれた 侍の心

取り戻したい 日本の心 が ここにあるようでなりません




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ブログの向こうに、待つこと
待つことに疲れて・・・と多くの人が
待たされ 待っている 待つこと の苦しみや辛さを何とかしようと模索していることが伝わります

背筋を伸ばし
凛として 構え
真っ直ぐ構え 真っ直ぐ向かう

この時、体の芯から 自分の強さがにじみ出てくる「力」が漲ります
凛として、動じず 構え、待つ
もしかしたら 姿勢を正して背筋を張って構える姿こそ
あなたに 見えない力を与えてくれるかも知れません
力まないで 自然体で スッと立って・・・・・泰然自若
そしたら、疲れがスーッと抜けていくかも知れません
楽に 大きく いきましょう
  
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by sportssmart | 2013-10-28 21:46 | 本当に大切なこと | Comments(0)
知ってか知らぬでか
日本の遅れを今頃になって躍起に取り戻そうとしています

英語早期教育に着手???

私は幸運にも5つの国を訪れ友人を得 いまでもメールやskypeを通して交流しています
年に一度はスキー場で顔を合わせ素敵な時間を過ごす仲間もいます。

最初に訪れた国はフランス・オーストリア
まだまだ海外遠征など珍しい頃の子供達を連れたスキーキャンプでしたが
フランス語ドイツ語の世界で 何の不自由もなくいられたのは何故でしょう
いまでも不思議です

次はUSA。オレゴンの山の中でしたが
大してしゃべれない私にとって、これも言葉の壁はありませんでした。

しばらく時間をおいてブラジル
これはサッカーコーチするなら本物をと日系の方を頼りにこのチャンスに恵まれたのですが
ポルトガル語の世界でも、同じプロフェッサー(教師)として迎えられ親しくしてもらえました
言葉の壁があったにせよ、決して大きかったわけではありません

その後に、ラグビーの勉強でニュージーランドと深くかかわり、今でも関係は続いています
そして、スキーの仕事でフランスへと広がりました。
この仕事では
スキーを通してアジアの国々の方々とも多くの既知を得ました

言葉はそれぞれでも 人と人がつながることに大きな問題はありませんでした

いま新聞紙上を賑わせている、英語教育の取り組みに どうしても腑に落ちないことがあります

中学校程度の語学力しか持たない私が
どうして困ることもなくこんなに広い世界の人たちと国を越えた友達でいられるのか・・・・

確かに
言葉を使いこなせることはとても大切で有利なことです

しかし、
その前に人と人がつながる人としての基礎がなければ・・・・・

たとえば、
どんな相手でも一人の存在として認めるリスペクトのこころ 相手に敬意を持てること、示せること
どんな人にでも親しみをもてること、感じさせられること、フレンドリーであること、カインドリーであること
どんな時もどんな相手にも自分を飾らないそのままの自分でいられること、オネスト
どんな相手にも話しかける行動力や勇気があること、アクテビィテー カウレッジ
チャレンジすること、試みること、トライ!

国々の言葉文化風習 ルールマナーが違う世界、それぞれの価値観ルールマナーが違うということはノールールな世界と同じです
ノールールの中で人間ならもっている心のルールと動物の一種でもある人間が持っている本能だけが共通の持ち物です
そんな中で、頭の中だけの勉強でやっていけるのか???? この先が見ものです。

この日本の教育制度で育った子供たちが世界に羽ばたいたとき
いつか「化けの皮」がはげる時が来るような気がしてなりません

本当に世界に通じる力をつけたかったら
実戦しかありません 体験がすべてです
その実戦や体験に十分耐えられるだけの力こそが本物の世界と互して通じる日本人が生まれるような気がします

人としての力を身につけさせてやることこそが教育ではないでしょうか????

今週、出前授業におじゃましている小学校で
子供達の無邪気さに比べて
先生方は何をしているのかな????
何を教えて「先生」をしているのかな
って思えずにはいられないことがいっぱいです・・・・・・・・

物事の「核心」を抜きに
周りのことばかりに力を入れて、固めてしまっては
中身のない饅頭と同じ、鉄筋の入ってない高層ビルと同じで
何かあればすぐに崩れ落ちてしまうでしょう
外壁に隠された中身には不安不審が露わです。

高学歴、高尚なお役人達の考える国際教育が単なる英語教育で賄えると考えているなら
あまりにお粗末なバカらしさ と
現場で育った私には つくづく思えてなりません・・・・・

どうですか?

日本基礎教育研究所 を立ち上げて学校巡りをしているのは
この基礎中の基礎教育の大切さに気付いてもらいたいからなのですが・・・・・・
3つ児の魂百まで といいますが
小学校年代に身に着けたことは子供達のその後の人生に(潜在的に)大きく影響します
現場の先生方が気づいてくれなくては・・・・・・

教育格差は教師の差 は本当です
教師は誰が作るのでしょう 誰が育てるのでしょう
どんな人が先生になるのでしょう

国の基本、国のレベルが 大きな壁かもしれませんね・・・・・・
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by sportssmart | 2013-10-25 11:41 | 教育/学校 | Comments(0)


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10月22日 出前授業









今日からある小学校で4日間の特別時間割で
人として大切なことを伝える教育プログラム「ラグビー出前授業」が始まりました。

毎日顔を合わせる先生でなく
外から来る知らないおじさん先生に習う授業は
慣れ親しんで知り尽くした先生より子供達には聞く耳をもつ教育効果もあるようです。

しかし、
50年という半世紀も離れた今時の子供達の現実はどうでしょう
子供の感動や元気は昔と少しも変わりません
子供は子供、いつになっても子供は子供の良さ素晴らしさを持っているものです

でも最近では、そういう子供達の中にも
ちょっと待て、おかしいぞ?? っという子供がいるものです
そんな子供の集団の様子の違いは子供の様子の違いではなく
担任の先生のちがい によることが多いのですが

全くその通り!

先生の指導力によって
そのクラスの雰囲気、集団のあり様が全く違ってきます

今日は3クラスをみましたが
明るく元気なクラス、すぐに誰とでも仲良くなれる子供たちのクラスの先生は
子供達を慈しみ、子供達の中に入って一緒に戯れる、明るい元気な先生でした

動きの鈍いダラダラしている子供の多いクラス
友達とチームを組めない、人好みの極端な、このまま中学生になって思春期にはいったらちょっと困ることになりそうな子供が多いクラスの先生は
まだまだ若いのに溌剌さのない、人との関わりが苦手そうな感じの先生でした

教師力とはいいますが全くその通りです

子供達にとって
先生との出会いがどれほどその先に影響するか……
出会った先生のカラフルな個性が生かされることは大いに結構なことですが
出会った先生によってライフスキルの欠如のまま大人になっていくこともあります

子供をどの方向に導くのか・・・・
教師の資質力量にかかるところです

あちこちの教育現場を訪れることが多いのですが
現場に若い教師を育てる力がなくてはなりません
どうも、この力が不足しているようです

職員室の空気はどうなんでしょうか・・・・
先生方の人間関係はどうなんでしょうか・・・・
人生の切磋琢磨はあるのでしょうか・・・

就職という「仕事」に就いて、
「仕事」のための「仕事」をしている先生ばかりが多いように思えて仕方ありません
教育という「仕事」は 「仕事」とは違う味わいの深い仕事のはず

教師力の不足を
生活感のない官制の研修で賄いましょうってのには無理があるかもしれません
教師力を身に着けるにはもっと生身の人間にならなくては・・・・
もっと見習いもっと叱られ、もっと極楽トンボでタフで明るくなくては・・・・

職場が教師力を育て磨かなければ・・・・・

仕方ないさ・・・・・・・・、
校長でさえ自分の「仕事」のための「仕事」しかしていないことに気づくこともなく
校長に満足していることもあるのですから・・・・・
決して教育は「テガラ」ではありません
地区で優勝したり表彰されたりが校長の手柄ではありません
あれこれ珍しいことをして自慢することが誇りではありません

子供にとってどうか
子供達のその先の長い人生を見つめた人生の導きこそが教育ではないでしょうか
目先のことより(一つ一つの目先のことも大切ですが)
人とのよい関わりをもって、気持ちよく元気に正しく生きていく力の基をつくってやらなければ・・・・

教育力は即ち教師力 
大切なことです

参った参った!
学校の先生、しっかり頼むぜ!
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by sportssmart | 2013-10-23 03:21 | 教育/学校 | Comments(0)