Coaching the Core through the Sports Education


by sportssmart

命のこと 生きてこそ  気付かないところにあるストレスのこと 話せる人がいること 話せる時間があること 

ふとしたところで30代半ばの女性と会話が弾みました
小さな犬を部屋の中で4匹も飼っているという話になり、こんな暑い日はクーラーをかけている等々話が弾みました。
「私は小さな犬は苦手で……
大きな犬を飼っていたんだよ…」ということで
知らないうちに自分の話をし出していました。
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シェルっていう名のピレーネマウンテンドッグという真っ白い大きな犬でね
息子の浪人中の遊び相手にと思ってね。
貝殻みたいに真っ白い犬だったので息子がシェルって名付けてね、
普通7、8年の寿命の犬が14年生きたんだよ……
ある大雨の夜、1,2週間前から近所をさ迷っていた迷子の犬が
高い金網を越えて、シェルの犬小屋に入ってきたんだよ
大雨の中、その迷子の犬は犬小屋に入ってチョコンお座りをして、大きな図体のシェルは犬小屋の外でびしょ濡れになって向かい合っていたんだよ、

そして、話は犬の命の話になり

追い出しても追い出しても
昼間はあちこちさ迷っていて、家の者が学校や仕事から帰るころには家のデッキの前にチョコンと座っていて待っている、私が帰るとピョンピョン跳ねて全身で「お帰り」って喜んでいるのが伝わるの、しょうがないから飼うことにしたんだよ
いつも家の軒先に門番のようにいる犬だったので「モンバン」って名付けてね……
散歩のときは、私がご主人様を守るんだ!って言わんばかりにモタモタと歩く大型犬のシェルの先頭を切って先導するんだよ 愛くるしい瞳で、今でも忘れないな。
動物病院に連れて行ったときにa0111271_10150787.jpg診察台に上げようとしてクイッと首輪を引っぱったら急に首が閉まってしまってね途端にハァハァいってそのまま死んでしまった 可哀想なことをしたと今でも悔いているよ・・・・・
不思議なもので、ちょうどそのころ、仕事の都合で家を空けることが多くなり2匹の犬を飼うのは大変になってきている時で内心手放そうと思っていたところだったんだけど、門番は飼主の邪魔にならないようにという気遣いで自ら天に召されたのかなァ~って思うんだ・・・賢い犬だったなぁ~

その前にね、
子供のころから飼っていた、どこに行くにも一緒だったロンっていう賢い犬がいたんだけどね
自分の都合で町を離れることになって、一緒に連れていかれない状況になってね、
保健所に引き取ってもらうことにしたんだ
いよいよ引き渡しの日のこと、いまでも忘れない。
犬って泣くんだね、わかるんだね……… 可哀想なことをしたもんだと……
これが人間だったらどうする?

「猫も飼ってるの?」

うん、猫も飼ってるよ
猫の話はこれもいっぱいあってね……
いつだったか夕暮れの国道を走っているとき、下り坂のカーブに差しかかる信号のところで道路の真ん中に曳かれて倒れている猫がいて頭だけをあげて動けないでいたんだよ
人間ならそのままにはして置かないところを車はビュンビュン通過していくんだ
その猫と目と目が会ってね……
人間なら助ける命なのに猫ならそのままか、このままでは曳かれて潰れちゃう!
って思ってやおら通り過ぎてから車をUターンさせてその場所に戻ったところで
案の定、後続車に曳かれて見る影もなく・・…
幸か不幸か命はまだあって・・・・
私はその辺の板切れを探してきて取り敢えず道路から脇道の歩道に無惨に痛んでいるその猫を移動させたんだけど時間の問題だったね・・・・・
これが人間だったら……犬も猫も同じ命なのに・…
犬畜生っていうだけで命への扱いがこうも違うんだねェ~

その30半ばの女性は 
「死んだことある?」って急に聞き出してきて
そして、話はさらに《 命の話 》になりました

そういえば、4度も死にそうになってね、それでも、今もこうして生きているヮ ??? って話に華が咲くわけです。
1度は選手時代のレース中の大転倒で両腕両足骨折の大事故、ヘリコプターで運ばれそのまま2年近くの入院暮らし、お陰で学校もそのまま留年
2度目は海外遠征中に表層雪崩に巻き込まれて雪の下に、幸いにも脱出できたから今があるし……
3度目は奥志賀からの帰り道のトンネルの中でのこと、
アイスバーンのトンネルでタイアがスリップしてね、壁に激突! と思いきや急転
回、対向車線に飛び出し、大型車でもきたら大激突!危ない! と思いきや急反転
二度三度、五度六度と繰り返してもどうにもこうにも止まらない、もういいや!ってどうでもいいみたいな気持ちになってアクセルを踏もうがハンドルを放そうが、どうやっても車は壁に当たりそうになって急転回反対車線に飛び出しては急転回で、とうとうトンネルを脱出することができたの。
その間、一台の対向車もなく・・…
トンネルを抜け出たところで大きなタンクローリーとすれ違って、ゾォ~っとするやらホッとするやら・何故か残念だったり…人間ってこんな時って大笑いするしかないんだね。
明るい太陽の下に出て、生きている自分に大笑いしている自分、死なない自分、死ねない自分を感じたよ。
そして、4度目。
これは、本当に「これで尽きるのか」と思わせるような体験だったよ。
喉が腫れ、息が詰まり、声も出ない、目も開けていられない・…熱でなのか立ってもいられない…
聞こえるのは救急車の遠ざかるサイレンの音 遠くに感じる慌ただしい気配、かすかに聞こえる気管切開とか心配停止とか叫ぶ声、頭の上の離れたところでで「よく頑張ったな、ご苦労さん」と柔らかく微笑んでいるもう一人の自分……
気が付いたら救急病院のベッドの上・…
死にそうになっても苦しくて死にたくても死ねない自分、死なない自分・・…
何か、死なせない、そう簡単に死なせちゃならない重要な役割があるんだろうね、
自分の命は重要な役割をもった大切な命なんだろうねェ~ ????
その時、誰しもみんなにそれぞれがしなければならない命の役割があるのだと思ったんだよ

というような会話をしているうちに
自分の心の内がスーっと楽になるのを感じたのです。

この2つのこと
暮らしを共にした犬達の命のこと、猫の命のこと、そして、自分の命の「しぶとさ」の話・…
このことが大きな胸のつかえになっていたのでしょうか………
気付かないところで、胸のつかえになっていた大きなストレスだったのかもしれません。
誰にも話したこともなかった、命のこと。命の出来事。4度も死にそうになって、今もまだ生きていること。
これを、他愛もないことでスラスラ話して、聞いてくれる人がいて、
スーッと心の靄が晴れるように気が楽になって……
生きることに気楽になって、力が湧いてきて…

ストレス、知らないところに詰まっているストレス、
日常に起こる嫌なことや辛いこと、目にみえることがストレスの大きな原因かと思いきや、気付かない、自分だけがしまい込んでいる自分でも気づかないストレスの元っていうのがあることを感じた、
何気ない出会いでした。

さて、
その「死んだことあるの?」って
聞いてきた、まだ若い女性のこと

こんな他愛のない、過ぎてしまった会話で命の大切さ、命の役割の大切さを感じてくれたらいいのですが・・・・
若かろうが老いていようが枯れていようが、犬であろうが猫であろうが与えられた命、自ら捨ててはいけません、奪っても奪われてもいけません。
命は生を享けてから終わるまで一生を大切に使わなければいけません。
捨てようとしたって捨てられない命、拾おうとしたって拾えない命があるのです
人と話して、4度も命拾いしたことさえ忘れていました。
1度目は単なる事故で、2度目は運、3度目は神様がくれた強運 そして4度目はまだまだ死なせない!という命の役割へのメッセセージだったのでしょう。
誰かに話してみて、このトシになって、偶然とはいえ、4度も死ぬ目に遭っているのにまだ生きている自分を改めて知って、ひとりひとりに命の役割ってものがあることがつくづく感じられます。
その自分でも気付かない役割を終わらせていないから死なないのでしょね、きっと。
誰かと話す会話の中に、新しい命の息吹が吹き込まれます
何気ない会話の中に……
この何気ない会話が気づかないストレスを消してくれます。
誰とも本音のところで話せないとしたなら……
知らないうちに胸が詰まり心が閉じるでしょう

人の話を聞いてやっているつもりで、その会話の行き来の中で、
本当は、自分が聞いてもらって救われていることがいっぱいです

私がふとしたところで出会ったその若い女性は
話せないことがいっぱい溜まっていたのかも知れません。

私にしても、自分でも忘れていた、
今まで粗末にしてきた命のことを聞いてくれてありがとう。
自分の使命が何かをもう一度考えさせられ、力をもらえました……

その場限りで別れた あの若い女性 のことが気にかかります……

誰にでも何かしらの苦労はあるものです
どんなに粗末に生きようと
生きてこそ、いいことがあるってこと
生きているから、いいことに出会えるってこと

を伝えたかったのですが・・・・届いただろうか・・・・






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by sportssmart | 2014-05-09 11:43 | 本当に大切なこと | Comments(0)