Coaching the Core through the Sports Education


by sportssmart

気構え 待つ 日本の心を伝える 教育で世界を変える⑪

東京に隣接する私学(高校)で剣道を教える機会を得ました
なぜって
芸は身を助く ではないけれど
若い頃、そこそこに打ち込んだ時もあって、剣道も柔道もそこそこに有段者でもあるのです

そんなことで
急な必要に、タイミングよく出くわして、その職に就いたわけです

わずか40分足らずの中で
剣道して何が得られるのかって
学校の決まりだからやらねばならぬ くらいの
一所懸命取り組む子供達でもあるまいし・・・・・・・・
与えられた時間は正味30分もあるかないか・・・・・

しかし、
そこには簡潔簡素な深い味わいがありました。

最初にしたこと
正座 黙想
(この段階では 形を押し付ける「礼!」はしない)

次にしたこと
起立、
構え 納め の繰り返し

ただ、背筋を伸ばし しっかり真っ直ぐ 竹刀を絞ってしっかり大きく悠然と構えること
相手と対峙してしっかり構え、構えを崩さず、やや待つこと 待構え

次にしたこと
面 の一振り

気合を込めて、一歩踏み出し 大声で

最初の一声、最初の一足 最初の一振り がすべてを決める

と言ってやりました。(一斉に メ・ン!)

そして、構え 納め! 礼!

正座

小手 面 とれ

黙想~     止め!

礼!
(この段階になると「礼」をすることに抵抗なく、背筋に張りのある気の入った深い「礼」をするに至っていた)

これでこの時間の授業を終わります

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そこにあったのは ピーンと張りつめた道場の空気感

生徒たちは緊張冷めやらぬ面持ちで帰っていきました

厳かに道場を後にする生徒の背中に

「初めて剣道した気分になった・・・・」
と友と語らう声が聞こえました

日本の古いものの教えの中に
日本の心を感じさせる何かがあるのでしょう

気のない緩慢な生徒の動き
悪戯に時間が過ぎるケジメのなさ
出席の呼名確認 防具の着装
時間は限りなく不足します

しかし、凛とした静寂の中で 端正な構えと 一振りの竹刀の中に
日本の心のすべてを託して 一声で面を打ち
静かに納め 静かに座る

たったそれだけの授業で 確かに、生徒は何かを感じたようでした

学校で武道を教える
先生たちは柔道剣道から何を教えようとしているのでしょう
何を伝えようとしているのでしょう

ただの打ち合い、負かし合いより 
ずっと 引き締まった 張りつめた「空気感」が伝えたことは
言葉では伝えきれない 気・芯 を伝えたようでした

武道の心が日本の心を取り戻し、伝え、
将来に有為な人材を育てられることを願ってやみません

気構え 微動だにせず 構えて機を待つ 
一太刀で仕留め、何もなかったように元に納める

なかなかできない侍の鍛錬と
鍛錬から生まれた 侍の心

取り戻したい 日本の心 が ここにあるようでなりません




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ブログの向こうに、待つこと
待つことに疲れて・・・と多くの人が
待たされ 待っている 待つこと の苦しみや辛さを何とかしようと模索していることが伝わります

背筋を伸ばし
凛として 構え
真っ直ぐ構え 真っ直ぐ向かう

この時、体の芯から 自分の強さがにじみ出てくる「力」が漲ります
凛として、動じず 構え、待つ
もしかしたら 姿勢を正して背筋を張って構える姿こそ
あなたに 見えない力を与えてくれるかも知れません
力まないで 自然体で スッと立って・・・・・泰然自若
そしたら、疲れがスーッと抜けていくかも知れません
楽に 大きく いきましょう
  
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by sportssmart | 2013-10-28 21:46 | 本当に大切なこと | Comments(0)