Coaching the Core through the Sports Education


by sportssmart

只管打座…ひたすら

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私の幼稚園、小・中学校などへ出向いての出前授業「ラグビーを通して人として大切なことを伝える教育プログラム」に千葉県は南外房総半島の突端、勝浦市にある国際武道大学のラグビー部の監督、コーチの先生方とラグビー部員の学生さん達が時々お手伝いしてくれます。
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国際武道大学は歴史の浅い小さな後発体育単科大学ですが、その精神は日本の武道精神を基に、今こそ必要な「日本のこころ」を持った若者を世界に送り出そうという、当たり前にして崇高な精神をもった大学です。
 私が最初に知った卒業生は、一期生の自覚をもった腹の座った若者でした。3期4期生を送り出す頃は片田舎に流れてきた学び足りない学生であふれ、卒業生も先発大学の卒業生に比べれば格段の見劣りがあったことは確かです。
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 しかし、何と言われようと学生を受け入れ、学ばせ、育て続けているうちに、建学の精神が学生の誇りとなったのか、なかなかの成長振りです。
 仕事柄いろいろなところの大学生にも接しますが、私の知るラグビー部の学生に限ってみれば、都会に位置するマンモス体育大学生より遥かに志が高くよく学ぼうと意欲的です。
 監督はといえば、唯の人で、穏やかな物静かな、誠意のある人のいいおじさんといったところです。見識を見せびらかさず、謙虚を保ち、ひたすら片田舎からいつかは「制覇」を と願って片田舎のグランドで練習を重ねています。
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この監督を慕って大学に残る学生、院に進む学生、海外から慕ってくるコーチと人の波は留まりません。
 有名大学、有名クラブ、有名監督、スター選手……ばかりがスポーツの本筋ではありません。
 名もなくひたすらやり抜いている津々浦々の指導者、そして、それを慕う部員選手達。そこに、真のスポーツを見ることができます。
 マスコミに散らばる記者たちの求めるスポーツ像ではスポーツを生かした日本の活性化や適正化は遠い話でしょう。スポーツに内在する教育効果は絶大です。しかし、その方向を誤ると、折角の「人の善さ」を潰してしまうことになります。喜びや感動の中から敬意や誠意、許しや我慢、尊攘や容認許容といった人の誠を体験的に身につけていくことができるはずです。感情のコントロールもできないスポーツマンを育ててどうするのでしょうか。
 スポーツに触れたこともない人達が俄かイベントでスポーツ気分に浸るにはいいのですが、本物を味わったことがない分だけ浮かれ気分で暴走してしまがちです。
もっと多くの人達が気軽に本物のスポーツに触れられるように、国の、「国つくりの基本」即ち「人づくり」がなされることを切に願います。
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只管打座……只管とはひたすら~し続けること・ひたすらをいいます。打座は座り続けること。ひたすら座り続けること。ただそれだけの中に、自ずと見えてくる教えがあるという禅の修業ですが、ここに、ひたすらやりこむことの大切を語っています。
あーでもないこーでもないと戯言ばかりの日本と日本人。 日本人の象徴をサムライニッポンと名乗るなら、今こそ日本を代表する「武道のこころ」をひも解いてみてはどうでしょうか。この中に日本の勝機が眠っているはずです………。a0111271_1019032.jpg
合掌
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by sportssmart | 2010-06-21 10:33 | 教育/学校 | Comments(0)